「幸せホルモン」と呼ばれる物質は、厳密には「神経伝達物質」や「ホルモン」として脳や身体に働きかけ、幸福感・満足感・安心感・快楽などのポジティブな感情に影響を与えます。
幸せホルモン4大代表(おさらい)
名称 | 特徴 | 別名 |
---|---|---|
セロトニン | 心の安定・安心感・自律神経の調整 | 精神安定ホルモン |
ドーパミン | 快楽・やる気・達成感 | 快楽ホルモン |
オキシトシン | 愛情・信頼・絆 | 愛情ホルモン、絆ホルモン |
エンドルフィン | 強い快楽・鎮痛効果・多幸感 | 脳内モルヒネ |
その他の「幸せホルモン」や類似物質
1. ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)
- ストレスや危機に反応し、注意力・集中力・行動力を高める。
- セロトニンとともに感情のバランスをとる重要な役割。
- 少量であれば覚醒ややる気を引き出し、うつ状態の回復にも関与。
幸せというより「活力や覚醒」に関連。
2. GABA(γ-アミノ酪酸)
- 抑制系の神経伝達物質で、脳の興奮を鎮めてリラックスさせる。
- ストレス緩和、安眠、リラックス効果に優れる。
- セロトニンと相互に影響し合う。
「穏やかな幸福感」「安らぎ」に近い役割。
3. アナンダミド (アナンダマイド)
- 名前の由来はサンスクリット語で「至福(アナンダ)」。
- カンナビノイド受容体に作用し、多幸感や快感を引き起こす。
- エンドルフィンに似た効果で、運動時や深いリラックス時に分泌される。
非常に強い幸福感をもたらすが、長くは持続しない。
4. メラトニン
- 松果体から分泌されるホルモンで、睡眠リズムを調整。
- セロトニンから生成され、質の高い睡眠は心身の回復と幸福感に直結。
間接的に「幸福感の土台」を支えるホルモン。
幸せホルモンをバランスよく高めるための習慣(まとめ)
習慣 | 作用するホルモン |
---|---|
朝日を浴びる | セロトニン、メラトニン |
運動(特にリズム運動) | セロトニン、エンドルフィン、アナンダミド |
人とのふれあい | オキシトシン、セロトニン |
目標達成や努力 | ドーパミン、エンドルフィン |
瞑想・深呼吸・GABAサポート食品 | GABA、セロトニン |
良質な睡眠 | メラトニン、セロトニン安定 |
感謝や思いやりの表現 | オキシトシン、セロトニン |
ひと言でまとめると…
「幸せ」はひとつの感情ではなく、複数の脳内物質のバランスから生まれる複雑で豊かな状態です。
どれか一つに偏るより、いろんなタイプの幸せホルモンを自然に引き出す生活が大切です。
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